Solanaが量子計算機時代を見据えた「耐量子署名(PQC)」のテストネット実証を進めており、Validators DAOはテストネット追従とオープンソース基盤「SLV」の更新を通じてバリデータ運用を支援するとした。発表はELSOUL LABO B.V.(本社オランダ・アムステルダム、代表取締役CEO:川崎文武)によるもので、公開日は2025年12月20日。背景には、Solanaで使われるEd25519(楕円曲線暗号)の前提が量子計算で揺らぐ可能性がある点がある。PQCは2024年8月にNISTがFIPS 203/204/205を承認し、標準化が進む。Solana FoundationはProject Elevenと協力し脅威評価を実施、耐量子署名を用いたテストネットのプロトタイプでエンドツーエンドの取引成立を検証しているという。移行は複数手順の継続対応が必要で、SLVは更新手順の共通化・自動化で運用品質のばらつきを抑える狙い。今後、テストネットで得た知見を基にSLVや通信基盤ERPCの改善を続け、長期的な安全性確保に備えるとしている。
【関連情報】
Project Eleven 公式サイト https://www.projecteleven.com/
Validators DAO Discord https://discord.gg/C7ZQSrCkYR
source: PR TIMES
